膠原病
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膠原病の原因として考えられることが免疫異常です。免疫異常がどのように起こるかについて解説していきたいと思います。免疫は正常に働いている場合には、体に異物や病原菌などが入り込んだときに、白血球の中のマクロファージや好中球が異物を取り込みます。
しかし、この機能に異常が起きる場合があります。自分自身の体の成分を外からの異物だと勘違いしてしまうことによって起きてしまいます。自分の体の成分に対して白血球が敵とみなして攻撃を起こしてしまいます。ワクチンで死んだ細菌を体に取り入れることによって抗体を記憶する機能が人間には備わっています。しかし、膠原病の方は自分の体の成分を敵とみなし、攻撃を続けてしまいます。これが膠原病の症状であり、非常にやっかいなのです。
膠原病の一つであるリュウマチ熱の場合には原因が少し変わります。まずは溶連菌という細菌が体内に入り込んだ時に起こります。これに対して抗体を出して細菌を無害化させようと体の免疫システムが働きます。溶連菌に対する抗体は心臓の筋肉と結合してしまうことがあり、炎症を引き起こしてしまいます。この細菌と心臓の筋肉が同じ成分なので、攻撃を繰り返すようになります。膠原病の一つであるリュウマチ熱と呼ばれる病気なのです。
膠原病の初期症状は、微熱が続く、疲れやすい、体がだるくなる、朝方にこわばりが現れるなどが見られます。ただし、微熱や疲れやすさはただの疲労の蓄積の可能性もありますし、ほかにも肝炎や腎炎、膵炎、胆のう炎など内臓の炎症によっても起こることがあります。そのために膠原病の初期症状として現れますが特定する指標としては少し難しいです。
この症状についてもう少し詳しく解説すると、高熱と解熱を繰り返す人もいれば、微熱のような状態が一定期間続く人も折られます。前者のほうの場合であれば、膠原病の中でもスチル病といわれる病気の可能性があります。
膠原病の初期症状としては、朝方の関節のこわばりがやはり有名です。そして、このこわばりは時間が経つと元に戻ります。しかし、こわばりがだんだんと時間が経つにつれて、継続時間が長くなるといわれています。この継続時間によって膠原病や関節リュウマチの進行度合いを測られています。
膠原病の症状をほかに挙げていくと関節の痛み、皮膚障害、筋肉の痛み、目や口、陰部の粘膜の異常、便秘、下痢、内臓障害などがあげられます。
膠原病の中でも一番代表的な病気が関節リュウマチの場合にはやはり関節の痛みが現れます。まずは、小さな関節が痛み始めます。足や手の指の関節から痛み始めることが多いです。そして、一方の手や足に痛みが生じると次に逆の手足の対称的な部位に痛みが生じます。右の小指が痛むなら左の小指が次に痛むといった感じです。もちろん、必ずというわけではありません。
膠原病の症状ではほかに皮膚にも障害があらわれる場合があります。皮膚障害は血管障害によって起こる場合が多いです。指先がレイノー症のように真っ白になることがありますが、これは指先にいくまでの血管のどこかで炎症を起こし、先まできちんと血液が供給されないことによって起こります。膠原病の場合には、紫斑や紅斑などが皮膚に現れます。鼻を中心に蝶のように紅斑ができることもあります。
膠原病という病気はわかっていない部分が多く、そして病気の集合体ですので、一つひとつ治療法が異なることがあります。
膠原病で行われる薬物療法という治療法にどうしても副作用を伴うおそれもありますが、やはり炎症や自己免疫の反応を抑えるには非常に重要な治療法であることは変わりありません。
膠原病の場合でも炎症がひどい場合にはステロイド剤が使われることがあります。膠原病の中でも関節リュウマチなどの場合にはしばしば免疫調節薬と呼ばれるものが使われ、薬で免疫反応をコントロールします。
ほかにも、血漿交換療法と呼ばれる方法があります。膠原病の免疫反応や炎症反応によってみられる有害物質を血液中から機械で取り除き、病気の進行を抑える方法です。
膠原病の治療法は専門病院や専門医の方と相談しながら改善を図ることが大切であり、医師の方とのコミュニケーションも非常に大切だと思います。